日本の電波法に適合した国内唯一の動物行動調査用発信器!
株式会社サーキットデザイン社製
鳥獣被害対策の一つのツールとして、シカ用GPS首輪はシカに装着して現地へ行くことで動物の位置をリアルタイムに検知することができます。
シカ用GPS首輪 GLT-03のポイント
- シカに装着することで動物の位置情報を確認することができる
- シカの行動範囲を把握することができる
- 行動範囲のデータの蓄積ができ、年ごとの比較が可能になる
(位置情報のデータはタブレットからCSV形式で取り出すことができます) - 位置情報を把握することで捕獲の計画が立てやすくなる
- 罠の設置位置の有効性が向上する
鳥獣害対策の一手法としてGPS首輪発信器をご利用下さい。
取扱い製品
①シカ用GPS首輪発信器 GLT-03
シカに装着して位置情報を検知することが出来ます。
GPSを搭載し、動物の位置情報を首輪発信器本体に記録します。
タブレットPC経由の遠隔操作で、リアルタイムにGPS測位を行い、タブレットPCの地図上に動物の現在地を表示することができます。
電波適合規格 ARIB STD-T99
150MHz帯
価格 200,000円(税抜)
②コントローラ GLR-02 アンテナセット
タブレットPCと一体で使用し、首輪発信器との通信を担う機器です。
コントローラ GLR-02 とアンテナキットとのセット品です。
タブレットPCとUSBケーブル、またはBluetooth通信で接続できます。
150MHz帯のアンテナはアンテナキットLA-03を使用しています。
価格 130,000円(税抜)
②コントローラ GLR-02 アンテナセット製品ページはこちら
③GPS首輪コントロールソフト GL-Link Manager
専用のタブレットPC は、GPS首輪コントロールソフトGL-Link Managerがインストールされた状態でお客様のお手元に届きます。
タブレットPCの地図上にGLT-03の位置情報を表示します。国土地理院の全国地図データをインストール済みですので、インターネット環境がなくても使用可能です。
タブレットPC搭載のGPS、デジタルコンパスを利用することで、追跡動物との相対距離と方向をリアルタイムで地図上に表示する機能も搭載しました。
価格 120,000円(税抜)
③GPS首輪コントロールソフトGL-Link Manager 製品ページはこちら
シカ用GPS首輪の組み合わせ方法
シカ用GPS首輪は①シカ用首輪発信器 GLT-03、②コントローラ GLR-02アンテナセット、③GL-Link Managerをセットにして使用致します。
まず①の首輪をシカに装着し、②と③を持って現地で使用することでシカの位置情報の特定が可能になります。
③があれば①の首輪を増やして複数追跡する事もできます。
この組み合わせにかかる費用
価格 450,000円(税抜)〜
動物位置情報システム ANIMAL MAP
ANIMAL MAPはGPS首輪発信器GLT-03を取り付けた野生動物の位置情報を机上から簡単に確認する事が可能になる大変便利な動物位置情報システムです。
GPS首輪発信器を取り付けた野生動物の位置情報をアクセスポイント(基地局)で受信し、ドコモの携帯電話網経由でクラウドサーバーにデータを転送して一括管理します。この情報はPC、タブレット、スマートフォンのWEBブラウザで見ることができます。(マルチデバイス完全対応)
データはインターネットを通じてどこでも閲覧できます。これらの情報をもとに動物の行動調査、鳥獣害対策等に活用できます。
価格 1,000,000円(税抜)〜
通信費 3年標準費用込みの価格です。
ANIMAL MAPのデモページ
デモページURL
https://www.tracking21.jp/products/animalmap/animalmap.html
ログイン情報
Email:[email protected]
Password:mirudake
動物位置情報システム ANIMAL MAP 製品ページはこちら
野生鳥獣の被害の現状とシカの捕獲について
昨今、野生鳥獣の森林・農作物被害が増えています。農作物被害額の推移は昨今200億円前後で推移しています。被害地域は日本全域におよび、被害額の7割が、シカ、イノシシ、サルによるものです。シカによる森林被害は平成26年度には約9000haに達しています。その8割がシカによるものです。シカによる森林被害は枝葉や下層植物を食べるなどの食害、樹皮を剝ぎ取って食べたり、角で樹皮をこすったりなど樹木そのものの被害もあり、傷つけられた樹木は枯れてしまうこともあります。樹木が枯れてしまった山は保水力がなくなり、地滑りなどの土壌の流出等環境に影響を与える恐れがあります。シカによる森林被害は林業、さらには自然植生にも影響をもたらしています。
シカの森林被害が増える背景には農山村の過疎化、高齢化に伴う農地や森林での林業の衰退、狩猟者の減少により捕獲圧の低下などの様々な社会背景が考えられます。
森林には私たちを守る機能があります。地球温暖化や土砂崩れ・洪水などの災害から守ってくれています。そして、森林が作り出す水の恵みからも私たちの暮らしは支えられています。
生物多様性の保全、景観保全、災害等国土保全などの面からも森林の保全が今必要となっています。
森林を守る第一歩としてシカの被害を食い止める対策が必要です。
環境省のデータによると平成25年には、北海道を除く本州以南に305万頭(中央値)のシカが生息していると考えられておりますが、その繁殖率は非常に高く、現状 の増加率のまま進めば、平成35年度には453万頭に達す ると予測されています。シカの捕獲については、平成35年度までに平成24年度の個体数(264万頭)から半減させることが目標として定められています。これを平成27年度から捕獲を強化し達成するためには、捕獲率を現状の2.13倍にする必要があります。
シカの被害を減らすために
被害を減らすためには計画的な被害対策の実施が必要になります。現状を調査・把握し、捕獲適地の検討をおこない、計画的な被害対策・捕獲を行わなければ被害は改善しません。そのためには生態のモニタリングが必要です。シカ用GPS首輪GLT-03があればシカの行動範囲を把握することができ、被害対策・捕獲計画が立てやすくなり、罠による設置位置の有効性が向上し、捕獲などの防除対策がより効率的になります。また、行動圏のデータを蓄積し、年ごとの比較が可能にります。
シカ被害対策の一手法としてGPS首輪発信器GLT-03を是非お役立てください。