森林保全関連部門

苗木自動植栽機 「柾樹」

植栽作業をクワから自動化へ。新しい植栽スタイルを提供したいと自社開発されたのが苗木自動植栽機「柾樹」です。

柾樹を使用して頂ければ、植栽の自動化により、作業者の身体的負担を少しでも減らし、かつ植栽本数が増え、生産性向上に繋がります。
農山村の過疎化、高齢化に伴う林業の衰退化等の背景を見つめた中で
林業の活性化、森林資源の保全を図り、弊社ができることは何か?そう考えた中形になったものが「柾樹」です。柾樹には木の柾目のように真っ直ぐ樹が育つようにという意味が込められています。

「柾樹」は、
立ったまま植栽が可能なため、高齢者や女性等、作業者を選ばず、身体的負担を大幅に減らすことができ、
また手植えの際の作業を約1/2の時間で完了させることができ、作業効率アップ、1日の植栽本数の倍増を期待できます。

「柾樹」のPDFカタログデータのダウンロードは下記よりお願い致します。
masaki automatic planting machine daiichigosei.pdf

柾樹ハリパネ用 表(アウトライン済)-[復元]

柾樹ハリパネ用 裏(アウトライン済)-[復元]
鳥獣被害対策向け製品

森林保全関連部門 森林が育つサイクルを作りたい

第一合成は森林保全関連事業を開始致します

森林は私たちの祖先から代々守り、育てられてきたかけがえのない財産です。私たちは何千年も前から木を使って家を建て、火を起こし、船を作って魚を捕り、様々な道具を作って狩猟して生きてきました。わたし達の暮らしにとって森林は昔から必要不可欠な資源です。 また、森林には私たちを守る機能もあります。地球温暖化や土砂崩れ・洪水などの災害から守ってくれています。そして、森林が作り出す水の恵みからも私たちの暮らしは支えられています。 しかし昨今、森林は守り育てられてきたサイクルから育たないサイクルへと危機を迎えています。 今、日本の森林は鹿をはじめとする野生鳥獣による枝葉の食害・角こすりなどの被害が多発しています。野生鳥獣の個体数は劇的に増え、分布が拡大することで林業被害をもたらすだけでなく、自然植生にも影響をもたらしています。 その背景には農山村の過疎化、高齢化に伴う農地や森林での林業の衰退、狩猟者の減少により捕獲圧の低下などの様々な社会背景が考えられます。 生物多様性の保全、景観保全、災害等国土保全などの面からも森林の保全が今必要となっています。 森林と共に共生すること。森林をどうやって守り、育て、次の世代へ繋げるか。私たち第一合成はお客様と共に森林保全に関わる製品を考え、ご提供して参ります。森林の襷が明日へと繋がり、未来へと繋がるよう、森林保全関連事業を開始致します。 森林が育つサイクルを作りたい。そのための様々な商品をお客さまと共に考え、ご提供していきたい。それが第一合成の森林保全関連事業です。

〜「文化遺産」から「自然遺産」へ〜 次は「自然遺産を守ります」!

第一合成㈱ 代表取締役 河野 良子 文化遺産を守る為に従事してきた第一合成が次は自然遺産を守るための襷を繋げます。 日本は世界でも稀に見る自然遺産保有国。しかし森林保全の為のサイクルは今、大きな岐路に立たされています。 素晴らしい自然を後世まで変わることなく残して行きたい。自然遺産の襷も繋ぐことでよりよい環境の日本を維持していきたい・・・・。そんな思いから私たち第一合成は森林保全事業を始めます。 2015年10月1日 第一合成㈱ 代表取締役 河野 良子

取扱い製品カテゴリー

獣害対策製品 苗木保護ネットなど狩猟用具 ニホンジカデコイ、罠用外装箱、罠用餌箱など育苗 育苗用コンテナなど植林 植樹機など下刈り 苗木保護ネットなど製品開発 お客さまのご要望に合わせた製品を共に考えご提供いたします。

開発製品実例

 ■単木保護ネット開発製品

単木保護ネット 苗木を鹿などの野生生物の食害から守るための単木保護ネットです。斜面に合わせてネットが斜めに自立するように設計してカットしております。斜面に対して前後ろ約2mの高さまで保護できます。ネットは網目状ですので通気性が良く自立性があり、鹿がジャンプするなどの攻撃や多少の雪の重みにも耐えられるような固さのものを使用しています。このような網目状のPP製のネットであれば鹿にネットが噛み千切られるなどの被害も軽減できます。ネットをしっかりと下までピンで打ち込んでおけば鹿などがネットの下の隙間などからも入りづらくなります。ネットは耐久性に優れており、取り外しもできますので、再度使用することもできます。

苗木保護ネット

網目:25×25㎜目 ポリプロピレン製 設置時の斜面からの長さ:約2m 設置時の 口径:約1m

設置時に必要な道具:

・トラロープ ・ビニールテープ ・結束バンド ・ピン ・支柱 ・防草シート ・はさみ ・ハンマー

設置方法:

単木保護ネット 単木保護ネット
①山に入る前に、2枚の単木保護ネットを結束バンドで繋げます。

単木保護ネット
②繋げて丸めたものをビニールテープでくくり、設置場所まで運び、設置します。

単木保護ネット
③保護したい単木の周りの雑草などを取り除き、防草シート(1.5×1.5m程度のもの)を敷きます
さらに、単木の周り4カ所程度支柱を差しこみます。

単木保護ネット 単木保護ネット
④単木ネットを支柱に巻きつけて結束バンドで支柱とネットを繋げます。

単木保護ネット
⑤地面とネット・防草シートをハンマーを使用してピンでとめます。

単木保護ネット IMG_6089
⑥完成です。

■くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース開発製品
栃木県林業センター様 製作例

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケースくくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

踏み上げ式くくりわな専用の作動補助用ダンプラケースです。このタイプのわなは、深く穴を掘らずに簡単に設置できる利点があり、栃木県ではわな猟初心者に推奨しているなど、多くの実績があります。

一方、獲物が、本体の枠やアームの部分を踏んだり、踏板の下部に十分な空間がない場合は空はじきの原因になり得ることから、空はじき軽減を主目的に、わなの再設置時の作業の省力化も期待して専用ケースを制作しました。栃木県林業センターでは、このケースを使用した誘引を伴った実証試験において、すでに100頭以上のシカを日光地域において捕獲し、空はじきの軽減効果や再設置時の作業時間の短縮効果を実感しているそうです。(H29年8月現在)

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース P05-ダンプラカラーサンプル

くくり罠作動補助用ダンプラケース製作サイズ:230×155×H50㎜(外寸)
※中に入っているくくり罠は別売りです。
ダンプラ外装ケースが弊社の製作例となります。
※ダンプラカラーは選ぶことができます。

くくり罠作動補助用ダンプラケース設置方法

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

①餌場を選定します。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

②餌を撒きます。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

③くくり罠のワイヤーを近くの木に巻きつけます。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

④くくり側のワイヤーを罠本体に取り付けます。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

⑤罠設置場所を決めます。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

⑥土を掘ります。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

⑦掘って出た土はなるべく遠くに置いてておきます。(不自然な土は鹿が警戒します)

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

⑧外装箱を設置します。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

⑨外装箱にくくり罠を設置します。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

⑩土の中に埋めます。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

⑪足で押し込みます。

くくり罠作動補助用ダンプラ外装ケース

⑫土で隠して完成です。

使用されているお客様のご意見(栃木県林業センター 高橋特別研究員様) 

このダンプラケースのその他の特徴として

〇金属や木製の素材に比べて軽くて運搬が容易です。
〇上方からの荷重(シカの重み等)に耐える強度があります。
〇ケースの底の一部を工夫して折り曲げたことにより、わな本体をケースにセットしたときのぐらつきがほとんどありません。

くくり罠作動補助用ダンプラケース使用時の捕獲データ
(栃木県林業センター様御提供 実施一例)

誘引を伴うくくりわなによるニホンジカ捕獲の試み(応用編)栃木県林業センター.pdf

 ■センサーカメラ用ダンプラ外装ケース開発製品
栃木県林業センター様 製作例

12 IMG_0635大切なセンサーカメラを雨風から保護する為の専用外装ケースです。左右に開く扉で木に取り付けた際もSDカードの取り出しやボタン操作、電池の取り外しなどがスムーズに行えます。 センサーカメラ用ダンプラ外装ケースサイズ:90×175×H160㎜(外寸) 傘部分:170×50㎜(外寸)

Collage_Fotor 外装ケース

製品取り付け前

木にそのまま結び付けてセンサーカメラの中のSDカードを確認します。P1012909 取り付け前 P1012907

製品取り付け後

センサーカメラ用保護ケースが大切なカメラを雨風から守りつつ、マジックテープで簡単にケースがあくのでSDカードの出し入れ作業も簡単に行えます。お手持ちのセンサーカメラに合わせて設計させて頂きます。

P1012792   P1012762

ダンプラ外装ケースはSDカードや乾電池の取り外しを邪魔しない設計です

1 P1012768 2 P1012755
電源を入れます。              センサーカメラのカバーをあけます。 3 P1012758 4 P1012760
SDカードを取り出します。          ケース付きでも撮影データ確認が簡単です。

 製品取り付け方法

1 P1012806 2 P1012810
①外装ケースに針金・センサーカメラに付いているベルト紐を通します。

6 P1012813 7 P1012816  
②外装ケースにセンサーカメラを固定します。  ③針金を木に貼りつけます。

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④センサーカメラのベルト紐を木に巻きつます。 ⑤外装ケースの蓋をします。

4 P1012861 6 P1012863
⑥外装ケースの取り付け完了です。

7 P1012830 11 P1012867
⑦カメラの傾きを調整してから固定します。  ⑧完成です。

8 P1012865 12 P1012876
カメラ保護ケース取り付け後          囲い罠の中に取り付けた場合

使用されているお客様のご意見(栃木県林業センター様)

設置して1か月程経ちましたが使用感はとても良いです。保護ケースの開け閉めはマジックテープなので簡易的で開口しやすく、SDカードの確認もとてもスムーズに行え、操作性が良いです。もともとこの場所は非常に湿気の多い場所で、雨が降った後にカメラをチェックする際、付着した雫などの水滴がどうしてもカメラの内部に入ってきてしまいます。カメラの蓋の内側にはパッキンがしてありますが、細かな埃などが挟まり、湿気が隙間から入り込んでしまうことがありました。以前はこの場所に2台設置して2台とも壊れてしまいました。
このカメラ保護ケースを雨よけとして設置した後は、保護ケースが水を避けてくれているのでカメラが壊れる事なく使用出来ていてとても助かっています。このまま問題なく使用し続けることを期待しています。この保護ケースはダンプラの板材を希望のカメラの形状に合わせてカット、組み立てて製作できることも魅力です。
(※ダンプラ素材は防水機能などは備わっておりませんので防水を保障するものでは御座いません。また、設置場所によっては紫外線による劣化等も考えられます。)

 ■下刈り作業用の目印棒開発製品

下刈り作業用の目印棒 色がピンクですので雑草が伸びた場所でも目立つ目印になります。目印棒自体にツルが巻きつかないようにツル防止機能付です。下刈り作業の目印だけでなく、測量用としてお使い頂けます。上部に引っかけが付いていますのでネットを引っかけて苗木保護用や害獣保護用のネットとしてもご使用頂けます。

森林に関するお困りごとはぜひ第一合成にご相談ください!

第一合成では森林・林業に関わるお客様の様々な条件・土地柄に合わせた森林保全に関する問題を解決するべく、お客様とともに製品を考え、ご提供致します。 弊社は物流器機、静電気対策製品、環境、液晶関連商品、文化財保存器機の設計製造、企画、製作、販売を40年以上に渡り行って参りました。その殆どの製品は、お客様が抱えている課題に合わせてご提案し、製作・販売してきたものです。 特にプラスチック材料を用いた加工を得意としており、自社工場での製品開発・生産体制も整っておりますので、製品のご相談・企画・サンプル製作から生産までをスピーディーに行う事が出来ます。 長年の開発・生産実績により蓄積された豊富なアイディアと問題解決力でお客様と共に森林を守る製品を考え・ご提供して参ります。

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